基武雄の独立開業講座

やっぱりやってくる、その足音がしています。減額と崩壊の時が・・・。

　1月5日（月）の毎日新聞の一面に「年収3割減夢奪う」とある、読んでいくと、りそな銀行行員の年収が、平均679万円が年収が480万円程度になった。と、書いてある。考えてみれば、これでもスゴイ年収ではないか、480万円もの年収のある人たちがいったい何人いるんだ。世間では、もっと少ないですよ。

　この講座で、何度もでてくるのは模擬実験である。何かの、データーがないとできない。また、多くの経験がないとできないのです。しかし、ここに、誰でもがわかりやすい年収というデーターがある。

図書館に行けば毎日、新聞は読めるので是非、参考にして頂きたい。わかりやすい最高の資料になります。これを読むときには、対岸の火事だとは思わないでください。「宝くじ、高額当選金があたるのは他人です。」悪いことや、お金の入らないのは、自分のことです。

　この記事から考えてみることにしましょう。
■住宅ローンをどうするのか。支払い不能なら、譲渡か最悪の場合には競売物件になる。銀行に行って現状を話して、これからの支払い方法をどうしたらいいのか相談する。

★この現状をビジネスとして考えると・・・
宅建の資格を取る。裁判所に行って、競売物件の資料を貰ってきて、不動産の勉強をする。賃貸住宅という考え方をする。
経理に強いのなら、コンサルタント業務が出来ないか。借金で苦労した人の本を探して現状を模擬実験する。
賃貸の場合には、家賃が下がる場合がある。交渉の予知有り。ここで、不動産の勉強をしてください。

浮浪者も財閥も土地の上でしか寝られないのですから。
1．不動産の勉強全般
2．現在の住宅ローンの支払いを今一度考える
3．本当に、持ち家がいいのかを考える。本当の住宅の購入は、手持ちの現金の1割だと思います。
4．経済本を借りてきて、今までの経済概念でいいのかを反省する
5．お金という現実を考える、投資という考え方と行動をどうするか

■子供の教育費の削減。大学進学を諦める。専門学校に行くようにするか。奨学金のあてがあるのか。
★この現状をビジネスとして考えると・・・
家庭教師という仕事を再確認する。親がお金がないと、経営に確実に響く。
大学進学がだめだったら大人を大学に入学して貰うように高校生よりも大人を狙う。
1．これからの塾経営を考える
2．大学進学を諦めた人たちをどうやって確保するか。というビジネスを考える。人が動くと金が動く

■今の給料では、生活できないので、会社には内緒でアルバイトをする。しかし、会社にばれたら解雇される。また、会社が容認しても、たいした金額にはならない。

★この現状をビジネスとして考えると・・・
会社にばれないようにバイトをしようと思えば、インターネットが早い。ネットオークション、商品販売、ネット検索。但し、気を付けなければいけないのが、会社の秘密をネット上で販売するような、犯罪を犯す人もでてくるので、これだけは、絶対にしないこと。これからあり得ることだから。もっと大変なのは、即、金にはならない。

　この部分だけでいいから、やってほしいという仕事がある。この場合にも、やはり、『人生の棚卸し』をする必要があります。これをやらないと自分の得意不得意と現在位置が分からないのです。
同業者の仕事のある部分だけを請け負う。という考えもある。紙に書いて、模擬実験をしてください。

1．インターネットで儲ける
2．パートにでる
3．同業者間の仕事がないのか
4．同業者の経営を研究して、当社と営業地域を再度検討する
5．サラリーマンで生きていく方法
6．独立開業と生きていく方法
7．人の振り見て我が振り直せ

　この件は、以前、公務員崩壊ビジネスでも書きましたが、今、処分できる物は、早く処分してください。
特に、自動車は、走っても金。駐車場にあっても金がかかるという困った鉄のかたまりです。

　給料もデフレ同様に、少なくなっていく一方です。この現状では、最低の出費はともかく、贅沢品は転売した方がいいと思います。ここで問題になるのは、価値のあるうちに、転売して現金を確保してください。
実行に移す計画を立てて、今一度、模擬実験をしてください。焦っては、いけません。こういう時こそ、じっくり考えながら電卓を叩いて生活設計をしてください。石橋を叩くのではなく、電卓ですよ。電卓を叩く事。

★この現状をビジネスとして考えると・・・
　ここで問題になるのが、自動車の販売です。日本人は、自動車が好きです。しかし、維持費がかかるので、手放すと言う考えが必要でしょう。こうなると、ガリバーなどの自動車買い取り業やレンタル会社を立ち上げるという考え方があると思います。
　ところが、簡単にはいかないでしょうから、現状の会社の行動を研究して、隙間産業に気が付いてください。
そして、隙間産業と壁面産業を見間違わないようにしてください。意外な盲点になっています。

　企業も、家庭も潰れるときには、1秒あれば足りるのです。
　この現象は、これから、大企業を中心に年俸の激減やアルバイトの解禁、様々な変貌があります。これに対応するためには、すべてが最悪という環境設定で模擬実験をしてください。

　森永卓郎氏の著書に『年収300万円時代を生き抜く経済学』があります。まだ、読んでもいないのにこういう事をいうのは、いかがなものかと思いますが、この300万円を200万円で考えてみてはいかがでしょうか。

　これからの時代は、今まで以上に大きな変化の時代です。年収の2割～3割は減収という資金計画でないといけないのではないでしょうか。
　やっぱりやってくる、その足音がしています。減額と崩壊の時が・・・。しかし、これこそが、ビジネスチャンス到来の時代なのです。サラリーマンでいくか、突然リストラされて、独立開業をした方がいいのかを考えさせられるいい時代だと思って喜んでください。どんな相手でも、あなたがしっかりしていれば、相手が倒産していくのです。競争相手がいなくなってくるのです。準備はじっくり、目標は大きく。
　すべての整理整頓と、年収、税金、年金、毎月の支払いを計算してみてください。

　必ず絶対に、生き抜いていく道はあります。諦めないことです。迷ったら、前に進むことです。なぜなら、人間は、前にしか進めないじゃないですか。（笑）誰でもが成功できるように、前向きに進むように体が出来ている。