基 武雄の独立開業講座

2004年3月16日

やはり、自殺をした

 鳥インフルエンザで問題のあった、浅田農産会長夫妻が自殺をしました。これは、当初から予測できたことです。
 今回の問題は、食品に関することですが、実は、会社が倒産した状態と同じなのです。
大きな問題を起こすと、マスコミが24時間体制で一斉攻撃をしてくるのです。これを、債権者が一斉に会社に押し寄せた様な現象と同じなのです。

 こういうときの会社側の対応はパニックを起こすのです。社長がそれなりの対応をしていたらいいのですが、社長が自殺したとか、逃亡したとか。
 また、社長が、いたとしても、今度は、社員が動揺して現状を把握できなくなるのです。これが、どっちにころんでも、悪循環の繰り返しになるのです。
 これからも、このような会社が多くなることでしょう

■対処方を考える

  1. どういった状況であれ、畏怖堂々とする事。これが、誰にでも出来るわけではないのですが、こういうときには、8割は、対岸の火事だと考えてください。
     正面からぶつかって考えると、自殺しか選択肢が亡くなるのです。
  2. 対岸の火事と言うことは、人の噂も75日ですから、ともかく、対岸、つまり75日先を想定した対処方を考えてください。
  3. 現状で考えると、考えがまとまらなくなるので、「善処します」、「当社なりに、県の指導を元に対処しています」ともかく、はっきりした事を言わない。
  4. マスコミ対処法
     鬼の首を取ったようような取材なので、まともに対応しないと言うこと。また、逃げないでください。「記者会見は、何日の何時にします」とはっきり宣言をする。それ以外の取材に対しては対応をしない。また、記者会見の際には、分からないことは、「現在のところは、わかりません」と言い切ること。分かっていても言わないこと。
     また、精神状態は、「なんで、俺が、記者会見をしなければいけないんだろう」と、他人事として考えながら話しをする事。それなりの批判はあるだろうが、今はともかくそれでいい。
  5. 社員の給料は、遅れるのが当然
     こういった状況の時に、給料が遅れるのは当然だから、社員には、「どうせ遅れるのだから、心配しなくて良い」と、はっきりと言い切ってしまえ。
     決して「給料は、心配するな」とか「給料日までにはどうにかするから」とは、絶対に言うな。その会社の社員が遅れるのは当然だと言うことを支払先に、認めさせることが必要。それでも、「払え」と言うのなら、「おまえも手伝えっ」と、言い切れ。
  6. 電話の対応について
     こういった問題がある場合に、関係もない奴らが、電話で好き勝手なことを言ってくる。これを私は、「馬耳東風」ならぬ、「無関係者のヤジ東風」と言っている。しかし、電話でそれは言えないから、ただひたすら、あやまるだけです。
     これは、75日は続かない。なぜなら、次なる事件事故があると報道されなくなるなるから。しかし、時々は、あるからそのつもりで。
  7. 精神戦で、社員が負ける場合がある
     社員の動揺がある。必ずある。そこで、こういうときには、女性の方が対処するには適材適所である。
     40代以上で、既婚者、出産経験者、離婚経験者、営業経験者、口が達者な人、臨機応変に対応できる人を社内から探す。

●『電話苦情対応係』
 特に、「無関係者のヤジ東風」対策は、担当者以外の人が電話に出た際には、専門の女性に電話を回す。大丈夫、こういう人は、ストレス発散が目的だから長時間に渡る電話はしてこない。また、長時間であれば、「おっしゃるとおりでございます」と「申し訳ございません」とだけ言え。ともかく、頭に来ても逆らうな、言いたいことが終われば、攻め疲れするから、根気がいるが辛抱してください。

●『会社に押しかけてきたら係』
 これは、接客上手で、口八丁手八丁の人が、低調にもてなす。何でもてなすか、それは、お茶でいい。それも、苦いお茶。この苦いお茶がポイント。

 社長や上司は、常に、社員に対して「これを乗り切ろう」と、全員を励ませ。そして、退社時に、頭を深々下げて「○○さんのおかげで今日を乗り越えられた」と、言って、握手をしてください。「明日も、大変だけど頑張ろう」と、言ってください。
 社員の子供達が、学校でいじめに遭う場合があるので、親は、「一緒に戦っているんだ」と言うことを、マスコミがうるさい間は、言い続けること。たとえ小学一年生でも。その子が大人になったら、親を尊敬する。但し、親も自殺や決して現場から逃げてはいけない。

8.借金返済も動揺です。
 会社が潰れると、大変です。出社したら会社が倒産していたという話しは、これからも続きます。
 また、残務整理をしなければいけないのに、社長の自殺や逃亡が考えられますが、この社内災難の様な現実を逃げないで立ち向かうだけの気力体力があるなら受けてたってください。これが、世間様に対して、信用して頂ける一番の近道です。人の噂も75日ですが、こういった事は、30日が勝負です。ともかく、踏ん張ってください。

 そして、ふと気が付いたときに、初めてあなたが気が付くのは、自分自身の強固な身方が一緒に仕事をしているではないですか。なんと、素晴らしいことでしょうか。敵だと思った人が、意外にも協力者だったり、信頼していたあいつは、とっとと逃げていったり、人の心と現実をあなた自身の目で確かめてください。

 絶対に自殺をしてはいけません。難局に立ち向かう事がこれからどれだけ多くなることでしょうか。
 景気が良くなってきていると政府は言っているようですが、それは、他人のことであって、私たちはまだ、貧乏生活者です。そんなことを信じてはいけません。

 さて、今回の鳥インフルエンザに関しては、政府の悪いところもあるのです。
 会長さんも、我慢して、政府の対応の悪さを指摘してやれば、意外な援軍が来てくれたのに・・・。
 しかし、今回の問題は、現状では、危機管理のなさに最大の問題があるわけだから、初歩的なミスだと思います。 これを機会に、危機管理を今一度、考える必要があるのではないでしょうか。


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