基武雄の独立開業講座

2004年 4月6日

ブラジャーを上げて、ショーツを下げる

突然ですが、皆さんは、ブラジャーを上げて、ショーツを下げたことがあるでしょうか。4月1日で、45歳の誕生日を迎えた独身男ですが、日々、努力をしています。つまり、遊び男か変態かというわけです私は・・・という話しではなく。

何年前かは忘れましたが、ラジオで、フランスジョークの話しがありました。
内容は、だいたいこういうものでした。フランスの紳士がデパートにブラジャーとショーツを買いに行きました。ブラジャーが、1,000円で、ショーツも1,000円だったので買わなかったそうです。そこで、店員が気を利かせて、ブラジャーを1,500円ショーツを500円にしたら、その紳士は買っていったというのです。
　よく考えてみてください。合計金額は2,000円と同じなのです。

　それではなぜ、紳士は、購入したのでしょうか。ブラジャーを値上げした。ショーツを値下げした。ということは、女性のあそこが見れた、というジョークです。

　同じ金額にもかかわらず、こういった考え方、または、価格設定を考えても良いのではないでしょうか。
　ブラジャーの価格を上げたということは、売り上げを上げた、あるいは利益を上げたということ。また、ショーツの価格を下げたということは、経費削減という見方が出来るのではないでしょうか。　

　まずは、経費削減よりも、利益を上げるということを考える必要があます。売り上げ重視のダイエーと利益重視のイトーヨーカ堂の経営でもわかるように、利益の確保が先、売り上げを上げながら資金繰りをして、経費削減を考えてみてください。そういうことにより経営が、飛躍するのではないでしょうか。誰でも知っていることでしょうが、実践している経営者や上司が何人いるでしょうか。

　また、デフレや価格競争という企業体力競争ではなく、顧客満足度を再検討してみるのも大事なことです。
　ちなみに、当社の金作原鳥蝶植歩ツアー（奄美大島の自然観光の入門編的なコースで、約3時間）は4,000円です。
　そこで、100万円の売り上げを上げる際に、A社は3,000円、当社は4,000円だとするとA社は、100万円の売り上げをあげるのに334人、当社は、250人。当社に比べて、84人も多く集客をしないと100万円の売り上げを上げることが出来ないのです。

　原価もあるわけですから安ければいいというものではないのですが、当社がA社よりも1,000円高いということで、A社を選ぶ観光客の皆さんもいらっしゃいます。しかし、そこは奄美大島の自然を観察しながら五感にうったえる自信のあるツアーを行い内容の充実を計っています。
　誰にも媚びない、楽しさ優先の観光ガイド、レベルアップと利益の追求とを常に心がけています。

　観光ガイド業ですから、旅行雑誌に紹介されることが集客力と利益につながります。
ちなみに、4月1日現在で、旅行雑誌に2誌、5月以降には新たに２誌に掲載される予定です。
　当社は、日々借金の連続ですが、生き残っていられるのは、私の図々しさと確実な利益の確保にあります。
経費削減を考えることも大事ですが、顧客満足度が高く、もう一度行ってみたいと思うような奄美大島にする事が私の仕事です。リピーターのお客様が今年は多くなりそうです。
　
　常に、ブラジャーを上げて、ショーツを下げる行動をしましょう。きっと、経営も改善されることでしょう。
　私は、彼女のブラジャーを毎日上げることに努力しています。

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