奄美大島は720.83kuで、鹿児島から約383km(航路距離)南に位置し、鹿児島と沖縄のほぼ中間に位置しています。本州から数えて7番目に広い。(本州、北海道、九州、四国、沖縄、佐渡島、奄美大島の島内を一周するだけで1泊2日はかかり、東京からなんと名古屋間に匹敵するほどの距離があります)
地形状からみると、主として古成層とこれを貫く火成岩からなる急峻な山崚性の地形で、海岸線は変化に富み、河川はいずれも短小急流を呈している。
気候は、亜熱帯海洋性に属し、年間平均気温は摂氏21度前後、降水量は東京の約2倍で3.000mmと四季を通じて温暖多雨である。
また、台風の常襲地帯としても知られる。
奄美群島民は、敗戦とそれに引き続く、8年間(終戦後、奄美群島はGHQの行政下にあったが、この事は、ほとんど知られていない)の行政分離により耐乏生活を余儀なくされたが、本土復帰後の特別措置法に基づく復興、振興及び新港開発事業の実施は、社会、経済、文化等のあらゆる面において顕著な効果をあらわし郡民の生活水準も逐年向上してきた。
依然として本土との生活水準の格差は大きい。