基武雄の独立開業講座
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1.あなたは、会社にとってなくてはならない人材なのか。
そうでなかったら、独立開業は考えない方がいい。しかし、会社にとって、大事な人材であっても、独立開業がうまくいくとは限らない。この微妙な現実のバランスをうまく読んで見てください。
2.あなたは、会社に利益をもたらしている人材なのか。
これは、大事なことです。これが、これからの仕事の自信に繋がってきます。独立開業の前に、自社に大きな利益とは言いませんが、確実な利益をもたらしてください。
3.顧客からの信頼があるのか。
自社とお客様からの信頼がどれだけあるかが毎日問われています。それに答えるのは大変なことです。常に、挑戦主義者である必要があると思います。そして、なにが、会社の利益なのかも自問自答してみてください。
4.ヘッドハンティングの話しがありましたか。
他人やお客様は、あなたの行動は常にチェックされていると思ってください。当社の社員に、部課長に、あるいは、経営者として・・・。誰かいないのかと・・・。求められる人材になってください。
5.ただ、「なんとなく退社したい」という衝動にかられてはいないのか。
この考え方には、発展性がないので、「なんとなく」という、考え、雰囲気は、自ら排除してください。
6.独立開業している人から話しを聞いて、会社の現実と理想的な独立開業の比較をしたことがあるでしょうか。
現実が時々いやになるときがあります。その時の精神状態を、「この世の中は、私が動かしているんだ」と、思う。次に、うまく動いていないときは、油を差す(スタッフコミュニケーションとか)、整備(書類や考え方の整理整頓とか)をする。回りからの助言を聞く。
(それは、神の声だと思え)即、行動する。理解できない場合には、「こういう事を言っているのだろう」という前提で行動してみる。小さく行動して、模擬実験の繰り返しをしてください。サラリーマンでも当然出来るはず。必ずやれ!!。
7.サラリーマン社長の方が出世する場合があるという考え方になったことがありますか。
これからの時代は、子息に会社を任せるという時代ではなくなってきていると思います。突然、「君が来月から社長をやってくれ・・・」と、言われたらどうしますか。「社長の子息がいるではないですか・・・」、「あの息子は、無理だぁ!」とか「まだ、早い!!」と、言う現実がこれからあまりにも多く出てくるし、こういった話しがあなたの耳にも入ってきます。独立開業もいいのですが、サラリーマンから自社の社長になるという事もありえるのです。
8.何気ない毎日の中で、会社のために働き、認められなかった企画書を何枚書いて貯金の代わりにしていますか。
独立開業の際には、この企画書が、大金を生む場合とそこからどん底に一直線という場合があります。
この一直線のスピードはマッハ1だと思ってください。
このマッハ1というスピード感は、ジェット戦闘機のパイロットしか経験したことがないスピードですが、経営の失速は、それ以上のスピードだと私は思っています。
さて、会社で、却下された企画書があれば、それはいつか役に立つ企画です。たとえ内容が貧弱であったとしても、ここからが、企画書作成の勉強にもなるし、何度も仕事の最中に練り直すという練習も必要です。
会社から、特許を持っていくのは、犯罪でしょうが、あなたの考えた却下された企画書の出番はありますから、しっかりと自分内貯金をしてください。
9.もっと怖いのは、嫌気がさして辞めてからの次の職場は、今まで以上に過酷で、給料が安くて、人間関係もグチャグチャになる場合があります。
ともかく、いつでも退社できますので安心してください。安心してはいけないのは突然のリストラ、倒産に備えると言うことです。
10.サラリーマン時代にあなたと同じような考え、仕事で、年齢で成功した人はいますか。
心当たりがないのでしたら、週刊ダイヤモンド、週刊エコノミスト、週刊プレジデントなどの雑誌からも多くのヒントが得られると思います。同じように、行動するのもいいことです。
いいことでもほとんどの人がマネる事はないので遠慮なく、自分が出来ることがあれば、即、マネ行動に移しましょう。これが、いつか、あなたの気がつかない内に、マネー行動に繋がってくるのです。そこから、次の企画書が自然発生的に出来上がってくるのです。
●サラリーマン時代にどれだけの実績を残してきたかが独立開業では役に立つが・・・
●サラリーマン時代の経験が今の時代に役に立つのか再検討をする。サラリーマン時代の最大の武器は人脈でしょう。しかし、これは、営業職の話しでしょう。また、内外に実績がわかるような仕事をする。これも、理解しがたく説得力にかけることでしょう。
これは、●サラリーマン時代に、人事移動シミュレーションをしてみてください。ビックリして、意外なことに気が付きます。
突然ですが、あなたには人事権がありますか。ほとんどないと思います。
そこで、あなたなりの人事異動をしてみてはどうでしょうか。この仕事には、あの人が、この人を左遷して、社外から、Aさんに、この部署を任せたら大丈夫とか・・・。リストラとか。
ちょっと想像するだけでワクワクしてきませんか。これほど人事権を持つということは、楽しいことだと思います。いやなやつを、首にしたり、自由自在に自分なりに思うように会社が経営できたり、ストレスがなくなったりでいいことばかりです。自分のことは棚に上げてからやってください。その方が、もっとリアルで楽しく、スムーズに模擬実験ができます。(笑)
ところが、もしも、これが逆の場合だったらどうでしょうか、あなた自身が、左遷されたり、リストラさせられたりしている可能性もあるのです。同僚を多方面から観察して、自分の生き(行き)場所を社内で探してみてください。ちょっとした、ストレス発散と意外な人間関係に気がつくと思います。
■自分だけの人事異動の結果は・・・。
1.人間関係が、如実に表れる。 以上の様なことが考えられますが、是非、時間を作ってやってみてください。
但し、注意しなければいけないのは秘密ですから、誰にも話してはいけません。見せてもいけません。
絶対に。暗号という手もあります。
もっと大事なことは、以外にも、あなたの人事異動が、正解だったとしたときに、それを、社内で公表する勇気があるのか、あるいは、密かに、そのようになるように動き始めていくのかが、次の段階で問われています。
始めは、遊び半分でもいいと思います。
早い話が、楽しいと思いませんか。(笑)
●他社からの引抜がありましたか。
ヘッドハンティングとまでは言いませんが、「是非、当社に来てくれないか・・・」と、話しがありましたでしょうか。
これが、あなた自身の評価のひとつだと思います。
当然、他社の人でもあなたの動きを見ています。特に、営業職はそうです。
インターネット上での販売がこれからも、各社の売り上げに関しては重要です。また、自動車販売は、戸別訪問ではなく、ショールームへの来社を重要視しています。
しかし、いつの時代でも、戸別訪問が営業の基本だと思います。在宅率が悪いとか関係ありません。ざっと、半分近くは、在宅者ですから。常に、自分の存在感を内外に示す必要があります。
事務職の方も時々は、営業の方と戸別訪問をしてみてください。
営業のつらさ、楽しさ、孤独との戦い。しかし、1人でも多くの人たちに、会うことによって世の中という現実を理解し、自分の仕事を理解して頂くことの難しさ。
こういう大変な仕事を涼しい顔をして仕事をしてみたらどうでしょうか。けっして、営業職でなくても結構です。あなたの体から出てくる、情熱を感じる人がいるのです。
その人が、「当社で、一緒に仕事をしませんか・・・」と、あなたに声をかけてきます。
けっしていい条件ではないかもしれませが、大金は、後からついてきますから、そんなことは気にしないでください。常に笑顔のすてきなあなただけに、意外なところから声がかかってきますから。
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