基武雄の独立開業講座

2月１７日

究極の考え方と形は同じ

　色々と考え事をする事があると思いますが、いったい、答えは、どれだろうと悩んだこともあることでしょう。いったいどうしたらいいのか分からなくなることがあります。

　わかりやすいのは、飛行機の形です。ジェット機も戦闘機もプロペラ機もメーカーが違っても、基本的には同じ形なのです。書店にお出かけの際に、立ち読みしてください。たとえば、「航空ファン」。
　特に、わかりやすいのは、旅客機のエアバスA300（日本エアシステム）と、ボーイング777（全日空、日本航空、日本エアシステム）は、ほとんど同じ形なのです。

　飛行機が、同じ形をしている大きな理由は、空気抵抗を考えると誰が設計しも同じ形になるのです。
　試しに、自分の悩み事とか、企画書とか、考え方を色々な人に聞いてみてください。答えの8割は同じ考え方や、意見なのです。

　ところが、その考え方や意見が間違いだと判断する人がいるのです。誰もが、自分の考え方が正しいのです。ここから、間違いが始まるのです。これで、私は、失敗したのです。

　考え方と行動を考える際に、ひとつのテーマに関して、どれくらいの企画書を書くことが出来るかということです。たとえば、新車開発は、コンセプトに対して、色々なデザインの自動車を書いていくのです。
　これこそが、「絶対」という考え方と行動が失敗を招いています。

　次に、考え方なのですが、飛行機の場合には形が同じなので、まだ、理解しやすいのですが、考え方は、形として観ることができないものですから、自分の考え方はもちろん、人の考え方も理解できないのです。　
　他人の考えや行動を理解するためには、まず、自分の考え方をはっきりさせてから、経営者で理想的な人や失敗例を模擬実験してみることです。出来るところから始めることです。
　行動していくと、他人の考え方が理解できますし、自分の考え方と組み合わせていくと、より強固な行動と思考力が形成されてきます。

　他人や上司の考え方の場合に、注意しなければいけないのが、その人が実績のある人なのかと言うことです。なにも金持ちとか、有名人でなくてもいいのです。小規模だが、信用のある人でいいのです。同時に、周りの人に、「このことは、誰に聞いたらいいのか・・・」を尋ねてみてください。こういった経験をデーターベースにしてください。経験と人脈を構築してください。もちろん、同時です。

　本を読むよりも、現場の人に直接、話を聞いた方が、本を読むよりも手っ取り早いのです。素直に聞くことです。素直に実行してください。
　

自分なりの考えをまとめておくこと、次に、誰かの意見に関して、賛成、反対であろうが、他人の考え方も自分の企画に入れながら、まとめてください。これが、なかなか出来ないことなとなのです。誰もが、自画自賛と我田引水の企画書と行動が出来ているのです。ここで、試されているのは、「素直な心」なのです。
書店で、立ち読みをして、自分と同じ考え方をしている著書がないのか探してみる。基本的に、何となくでもいいから、同じような考え方であれば、即、買って、自分の経営コンサルタントのコーナーに置いておくのです、実践していく。躊躇するな。経営コンサルタントを雇ったと思えば本を買うのも安いものです。
基本的には、同じ考え方なのだから、お客様もあなたの行動と仕事を見ているのです。
ここからが、あなたなりの個性と独創性の出番です。いつまでも、人の考え方を行動として取り入れるのではなく、今までにない発想と行動力が試される時期を慎重に見計らってください。そのためには、資金、人材、アウトソーシング、協力者を誰にするかと言うことです。
　また、独立開業や、突然の倒産やリストラ対策をしてください。この倒産、リストラがなくても、この考え方と行動は、サラリーマンの方でも十分役に立ちます。
また、最近、サラリーマンで稼ぐような、本が出版されているようですが、これは、独立開業だけが、いい考え方ではないので、サラリーマンの方も、真剣に、色々な方法で、減収対策を考えてください。
人の成功や名声をうらやましがらない。あなたの努力は、むくわれるためにあるので、早いか遅いかは、わかりませんが、常に、有事と同様で、いつでも発進できるような模擬実験をしてください。
人の成功は他人事、人の失敗はこれからの我が身。これだけは、絶対に忘れないでください。