基武雄の独立開業講座

2005年3月

株式投資(これ以外の投資)を考える。その１

　1997年に大阪府八尾市に長期出張した際に、喜んだのは図書館とか、大型書店があることだった。奄美大島の図書館や書店では限界があって思うように本を読むと言うよりも内容の確認ができないという欠点がある。
時々、新聞広告で購入した本にガッカリしたことがある。当然、私のレベルの低さもあるが(笑)。

　さて、仕事中に図書館を探して、トイレ休憩ついでに図書館で1時間もさぼって本を読んでいた。また、仕事が6時頃終わると電車で、大阪市の地下鉄長堀駅の近くにある図書館に通った。

嬉しかった。本が沢山あるし奄美大島のように知人はいない。早速、片っ端から本のタイトルだけを見て歩いた。これは、良い本だなぁと思ったら、座り込んでパラパラめくりをして、理解できるところだけを徹底して読んだ。

　そして、探していた本があった、「これかぁっ・・・」と、感激した本もあったが、難しかった。というおまけが付いて苦笑した。
　さて、特に興味があったのが、株の本である。アメリカにしろ、日本にしろ会社が大きくなるにつれて株で会社は大きくなっていると言うことを実感した。
　パソコンメーカーのアップルは、株で会社が大きくなった事を昭和60年頃知ったが、その当時は何のことか分からなかった。
　97年当時、私は240万円の金があった。これを今の観光ガイド業の資金にしようと考えていたが、株に投資(それ以外の投資に対しても)するという考えは全くなかった。ようするに読書をしていただけだったのだ。
ここで、将来像を描くという考え方は頓挫していたのだ。

読書だけだったから当然、証券会社に行って株の購入のことなど聴くという事すらなかった。
勉強をすると言うことは良いことだが、実践がなければ本を読んだことにはならないのだ。その本の内容から仕事に生かせるとか、利益につながるという事が全くなかった。単なる読書マニアと言ったところだろうか。

　また、成功したい、金持ちになりたい、と言う考えはあるが、実践が伴わないと全くの読書無駄に終わっているという反省がある。

　さて、あれから、8年たった今、ようやく株投資を実践するように準備をしている。パソコンのメモリーの増強とか、後１台を準備するとか。証券会社に口座を開くとか・・・。
　今すぐ出来ることを着々と進めている。

　ここで、今一度勉強をしなおして、図書館で株に関する本を借りてきて勉強している。
インターネットでは、気になる会社の10年前に遡って株価を確認している。ここで、胸をなで下ろした。私が注目していた会社の株が昨年当時で、約3分の1になっていたのだ。

　たとえば、全日空は1997年当時、約1,000円だったのが、昨年は、約350円くらいだったのだ。
もしも、当時、投資をしていたら、約600円の損である。他の起業も同様であった。と、言うことは、株に対する投資の勉強と、ネットで各社の株価をチェックする必要があると言うことだ。

目標は大きく準備はじっくりである。当然、これには理由がある。まず、資金が1円もない。だから、現状で投資できる事は何かと考えている。
スカンピンでも、入ってくるお金をどの様に投資をしたらいいのかを模擬実験している。ミニ株、ひと株投資もあるという。ETFもいいようだが、それでも資金がない。でも、これを解決していく過程が面白い。

　昨日は、ツタヤで立ち読みをした。本が買えないからである。また、どれだけ記憶できるかという事にも挑戦している。
ちなみに、ベストセラーになっている、『「株」で3000万円儲けた私の方法』山本有花著は分かりやすい。立ち読みでもわかるくらいだから、本当は買った方が良いが。
ともかく、色々な投資法を勉強する必要があるが、身の丈を確認してから投資をしてほしい。