基 武雄の独 立 開 業 講 座・2005年10月

■是非、『起業バカ』を読んでください

 人生色々である。しかし、色々であると悠長なことを言っていられないのが独立開業である。独立開業をしたいがどうやったらいいのかが分らない。人まねでいいのか、図書館に行って片っ端から読破したらいいのか。師匠を捜せばいいのか(簡単にはいかない)
 ところが、ここに絶対に読んでほしい一冊がある。それが、『起業バカ』である。ご存じの方もいらっしゃることだろう。既に、読破された人もいらっしゃるだろう。
 失礼ながら、私は、立ち読みしかしていないが、絶対に読んで頂きたい。
内容は、起業バカが多すぎると言うことである。起業に関しての警鐘を鳴らしている一冊である。
 この本では「成功するのは1,500人に1人。」と言い切っている。起業を目指す人の中からたった1人である。それもどれぐらいのレベルかは分らないが。ともかく1人である。1,500人の頂点に立つということが、どれだけ大変であるかが、この一冊から想像できる。これは、私も数々の失敗を繰り返しているから立ち読みレベルでもよく分る。だから、この本の内容に重みがある。
 さて、またまた、くどいようだが模擬実験である。今あなたが考えている企画。独立開業を、この一冊から照らし合わせて頂きたいのです。そうすると、「あの時、独立開業しなくて良かった」と思う事や、「やはり、失敗だったか・・・」と、ため息をついている方もいるだろう。もっと最悪なのは、書店や図書館で、この本があることすら知らないで、借金に追われている方もいるでしょう。
 独立開業と言えば、聞こえはいいが、毎日が仕事だし、私のように、延滞と借金の日替わり資金繰りであったり、あるいは4,000円の売り上げがあるとスペースシャトルの様に宇宙にでも飛び出していけるような錯覚さえ覚える事がある。当然、惨めな状況である。
私の様に独身で、母と一緒だからまだいいが、それでも母には多大な金銭的負担をかけている。これが妻帯者であったら即離婚である。今まで、結婚できなかったのは、借金の繰り返しがあったから経済的に、好きな人にも声をかけられない状況が2度はあった。
 日々、反省と模擬実験だが、目標設定の再確認もしている。飛行機の操縦と一緒で、飛行中は常に、進行方向をコンパスで確認している。猪突猛進になってしまうと、「方向が間違っていない」と勘違いしている。また、その余裕がない。「いや、絶対に間違いがない」と、思い込んでしまう。
 確かに、起業バカに陥りがちである。私もその1人である(笑)。これは、ネットワークビジネス馬鹿と同様だと思っている。15歳(現在46歳)でネズミ講を経験したのは、日本では私だけだと自負しているが、今まで、色々な人を見てきたが、やはりそうだ。
 しかし、独立開業は、私が中学一年生の時に「金持ちになりたい」と、誓った以上、30年以上も持続している事である。だから何としてでも、独立開業をして成功しなければ意味がない。
 9月13日から毎日のように仕事があり、途中、仕事がなく雑用業務ができる時間もできてバランスがいい。この調子で、支払いをスムーズにして、早く軌道に乗りたい。
 ところで、私が『起業バカ』を読まない理由がある。来月まで、どうしても、多忙なので買ってまで読む暇がない。幸いにして、1,000円はあるが(笑)。来月は、必ず1,000円の授業料を払って読むことにする。
 今は、目先と来年の計画を立てている。どうしも借金があると、足を引っ張られているから、これを早急に解決したい。

■今の目標設定
1.ホームページのリニューアル
2.携帯サイトの充実と勉強
3.資金繰りをスムーズにする
4.独立開業時からの反省
5.日銭稼ぎのネットビジネスの再構築
6.毎日、日銭が入るように営業
7.ブログの見直し
8.株投資の勉強をする。この前も間違いなく上がる株があったのだが、資金がなかったのと、ナンバーズ系や、ロト6に金をつぎ込んでいるので金がない。これも反省と行動の再点検をしなければならない。

起業バカ
Naive Entrepreneurs

光文社
渡辺仁 わたなべ・じん
わたなべ・じん
2005年4月21日(木)発売
定価1,000円(税込み)
ISBN4-334-93356-4

■業務上の一覧表作成

 先日、洗濯の際に母が、「異音がする」と、言うので見てみると、私が小銭をポケットに入れていたらしく迷惑をかけた。ところが、それでも異音がするというのだ。ちなみに洗濯機は二槽式である。なんと、一円玉と五円玉がプロペラとは言わないだろうが、その中に潜り込んで入っていたのである。あの隙間から入っていくと言うことは回転する力とは凄いと感心した(笑)。
 さて、ついでに、プロペラの裏にはノリがあったので綺麗にしたり、久しぶりに掃除をした。
 また、この前は使用してから11年もなる自転車は、リム(来るまで言えば、タイヤのホイール)が錆びて空気を入れる場所に穴が空いている。その他にも1ヶ所あった。いわゆる整備不良なのである。特に、洗車していなくて乗りっぱなしと言うことである。
 ちなみに、私は自転車店で働いた経験もある。早い話が無精で怠け者であるという証拠だ。日々、仕事に追われているというのはかっこいいが、足元を見ていないと言う事になる。
 ついでに言うと、車検がある、FAXが故障中である。矢継ぎ早に故障だの車検だの修理だのと金のかかることのオンパレードである。
すべては、お金が解決する事ではあるが、それがない。計画性がない、稼ぎが悪い。また、使用機材を常にタダで入ってくるように情報収集しておく必要があるのではないだろうか。故障しないから意識しない。絶対に故障しないとは思っていないが、いざ故障するとあわてる。しかし、急にFAXが故障するとどうしようもない。
 さて、市内を走っている時には、自動車を買い換えたいので、ほしい車が走っていると「タダではないだろうか」とは思わないが(笑)。「中古車価格だったらいくら・・・」と、思ってみている。なにかを意識するという事は良いことであるが、現状では金がないから「ただ物はないだろうか」という目で見ていることも確かである。
 そこで、車検の日程や各機材の買い換え時期を一覧表にして準備する必要がある。以前はやっていたのだが、手帳に記入していると車検の場合には2年間なので、次の年はすっかり忘れている。また、パソコンを買い換えたいのだが、毎日、買い換えたいと思っているから、手帳にも書かない。と、言うことは、その時だけの行き当たりばったりになっていると言うことである。
 これを解決するのは、五年先の一覧表が必要なるのだろう。エクセルで表を作成して、今年から五年後の資金計画、借金返済模擬実験、車検等の決まって支払いをしなければ経費一覧も同じ表の中に記入して把握する。
 また、車の場合には、ローン、保険、車検日等も記入する必要がある。これは、毎月の経費と同様である。当然、毎月の支払い一覧表を作成してチェックしているが、それだけでは不十分なのだろう。
1人大企業だから常に頑張っている、神経質になっているが、私のように経理にうといと神経質になれないときがある。これは、なれていないから、意識がないのだろう。常に数学脳を持っていなければならないが、苦手だとやらない、だから忘れてしまう。これを回避するために、整備点検表であったり、資金繰り表だったりするのだろうが、これを一枚の表にするべきできないだろうか。どうしても、チェック機能が働かないのである。注意散漫のつもりはないが、常に仕事がないから、突然仕事が入ってくると有頂天になる。「あそこの支払いができる・・・」これが、チェック機能を狂わしている。
 貧乏会社だからこそ、神経質になってチェックの繰り返しになる習慣を身につける必要がある。
 この際、考えなければいけないのが、なんでもいいから一覧表の作成が必要になってくると思う。

■なんでもいいから一覧表作成
1.エクセルをマスターする
2.資金繰りや今必要としている一覧表を作成する。なければ、模擬実験でもいい。
3.各種の一覧表ができたら、それを重ね合わせるように、日程や資金繰り、あるいは点検表を記入していく。そうすると、全体像がはっきりしてくる。
4.年間日程表の作成の中では、売り上げ目標と対前年度比が把握できるようにする。ちなみに弊社は今のままでは廃業の確立が99%である。
5.どうしても、1人大企業ではチェックがおろそかになるから、目に付く所に貼っておく。しかし、誰にも観られない場所に置いておく。
6.これは、エクセルの勉強が中心になるが、一覧表作成の達人になればいい。そして、パソコン雑誌社にフリーソフトで売り込んでも良いのではないだろうか。
■自社のホームページを作成する
■エクセルで一覧表の達人になる。
■パソコン雑誌社にフリーソフトで売り込む
■いい内容であれば、ホームページにアクセスがあり、金になる内容の問い合わせがくる。

このように、自社用もいいが、そこから、全国の方々に使って頂ける内容に変更しておく。物はついでに、金になるように考えながらエクセルを勉強してください。
作っちゃえ、なんでもいいから一覧表作成を。

■会社は倒産しないが、それ以上の成長は望めない

 独立開業講座ではあるが、いきなり独立開業講座と言うことはありえないと思う。基本はサラリーマン生活からである。
 ところで、あなたはどれくらいの情報収集をしているか。当然、企業情報から、個人情報までありとあらゆる情報があるが、私が気にしている情報の中に、社内での人間関係やコミュニケーション情報がある。
 なぜ、彼は、あの会社を退職したのか。
■例
1.体調が悪い
2.ヘッドハンティング
3.独立開業
4.最悪なのは、上司や社長と喧嘩をした。特に、社員がまともであれば、会社にとっては大きな損失。でも会社は倒産しない。
5.故郷へ帰る
上記以外にもある。

 さて、あなたの社長が仕事を理解しているのか。と言うことである。社長だからと言って、会社の仕事を理解していない人が社長を努めている場合が少なくない。
■例を挙げると・・・
1.人に使われていない人。
2.その仕事を一切経験していないのに、社内で一番の年寄りだから世間がわかり、仕事が分かっていると勘違いしている人。
3.突然、会社の社長になった2代目。

揚げればきりがない。だからといって、失敗するとは限らないが、一番怖いのは、社員が、「なんで、あんなやつが(上司)内の社長なんだ」と。当然、社員の中にも、「おまえは言うな・・・」という社員が言っている場合もある。

 さて、本題に入ろう。この10年間で変わったことは、インターネットの時代に急速になってきたと言うことである。これが、頭の固い社長達には理解できない。

●例
1.「まだ、弊社はホームページは早い。」この様な会社は、いつまでもできない。
2.社員が、パソコンのこれ(たとえば、ターミナルアダプター)を買ってほしいと、稟議書を上げると、即「いらない」と、返事をする。必要性を知らないから。
3.お客様は、接客がよく、商品知識があれば来社すると勘違いしている。お客様は、色々なところから情報を探して来社される場合があるのに、今までの人生観で話しをするから、特に若い社員と考えが合わない。
4.ともかく、「今のままでいいから。」これは、投資資金がないと言うよりも、インターネットの時代を理解できない。それよりも、専門用語が多すぎてついていけない。今更、パソコン講座はかったるい。もっとひどい場合は、「このままでいいから・・・」と、なにも考えずにブルドーザー思考になる。
5.最悪な情報が入ってくる。「弊社はホームページでネットショップを始めたのに、アクセス数が来ない。当然売り上げも上がらない。」と、言う敗者の情報だけが耳に入ってくる。確かに、そうなのだが、どうしてあの会社や商店はネットショップで売れないのだろうとは考えない。当然である、社長自身が基本的な勉強をしていないから理解できなくて当たり前。つまり、各社のホームページを見ていないから。
このような状況では、前に進まない。

 ところが、もっと、最悪な話しがある。あの社長は外見は、なんでも理解できるような人に見えるのだが、考え方が旧態依然とした考えがあるために、社員とうまくいかない。そうなると社員も退社してしまう。各社や得意先、あるいは、常連客とのコミュニケーションも無くなっていく。社員が退社すると全体の動きに影響を及ぼす。この肝心なことを全く理解できないのである。おまけが付いて、コンサルタントの話しも理解できない。社員が退社したら、新聞広告で募集する。
 お客様の要望ばかり聞いていると、会社は投資資金に限界があるから、凍死していまうと以前も書いたが、確実な投資は必要である。そこで、集客をして早く投資資金を回収するという考え方にならないだろうか。
 先月85,000円のデジカメを購入したが、観光ガイド業という仕事柄、写真は絶対である。今までのデジカメのように馬鹿チョンタイプで、3倍ズームでは、いい写真は撮れない。観光ガイド業だから、写真が命である。来月から毎月4,200円の支払いが増えた。
 購入のきっかけは、私の奄美大島ブログを観たお客様が、「写真が多かったから・・・」と言う一言と。この様な意見が女性のお客様から聞こえてくる。それならばいいデジカメ(FinePix S9000 富士写真フィルム)を購入しようと、キャノンとパナソニックのデジカメの中から今の機種に決めた。
今月は、車の車検があるが、早く買い換えたいと車種選定をしている。
 常に、設備投資がある。弊社のように倒産寸前の会社ですら、85,000円は85万円くらいに思えるのだ。しかし、写真が命の観光ガイド業だから、質素倹約して、投資を考えなければいけない。デジカメでいい写真撮りホームページやブログに掲載すれば、 デジカメの腕は上がる、お客様が増えたら一石二鳥ではないか。この一石二鳥という考えがない。転んでも、何かを拾おう。会社組織の中で、誰もが独立開業を考えているわけではないから、意思統一は困難であるが、設備投資は常にある、借金しての設備投資も当然ある。早く回収するためには現場の意見を聞かない。聞いてもなにを言っているのかが分からない社長が日本中に沢山存在している。
 会社は倒産しなくても常に社員が入れ替わると顧客満足度は低下していく一方だ。倒産よりもこの現象が怖い。つまり、管理職も社長も成長していないと言う証拠である。
 私のように、パソコン暦25年だから46歳になっても、パソコンアレルギーはないが、いやなことやなれない勉強もある。実際私は、今なれない受験勉強をしている。詳しくは合格したら書きますが、なれないことをしっかり見て、現状を把握して社員が仕事をしたくなる環境にしてください。

■会社が倒産することよりも、社員が入れ替わることが最も無駄な時間と浪費が費やされているが、新人教育が当たり前になりすぎると、必ず倒産寸前の状況になる。
■上司や社長だからこそ、全体把握をしてください。
■お客様は、雑誌、新聞広告、携帯電話、ネットショップ、ホームページ、ブログ。そして、口コミから来ます。時代と共にお客様に伝える情報伝達方法が多くなりすぎているのです。
 たとえば、20代のお客様の人生観や考えは、20代の社員が一番分っているはずです。この感覚を旨く利用すれば、社員もやる気を出すし、収益が急速に回復します。この時に、濡れ手に粟になるのです。笑いが止まらなくなるのです。

■さすがは、ヤフー

 ホームページのアクセス数を上げたいと誰でもが思うことだろう。それには、ページ数を増やすとか、相互リンクしてもらうとか、メタタグやキーワードが重要になってくる。私は、2月に、「検索にガンガンヒットするホームページの作り方」を買ってきて、わかるだけやってみた。嬉しかった。実際に上がってきたのだ。ちなみに、1日に20は増えていた。「やはり、いい本だ。」と、思った。本代(1,680円)以上の価値はあった。しかし、人間とは欲がある。まだ上がらないかと今月からどうしようかと悩んでいた。
 毎日のように、アクセス数を確認している。ビックリした。なんと10月13日ごろから、約60は上がっていた。どうも不思議に思っていた。それからというもの、多い日には120多くアクセス数がある。これはいったいどういう事だろうと、考えた。分からない。特別なことが奄美大島で起こったわけではない。そして、わかった。
 今までは、ヤフーの検索で、『奄美大島』と、入力すると、弊社は26番目くらいだったと記憶している。(グーグルでは2番目に出てくる。)これでは、アクセスは伸び来ない。ヤフーに何度も登録をしたが却下されていた。
 また、ビジネスに関するホームページの登録は有料になって、52,500円というのだ。当然金がない(笑)。ここで考えた、開き直ってグーグル頼みでいこう。それしかない。
 ところがである、今、検索したらグーグル同様2番目に出てくる。これには、おまけも付いている。弊社のブログである『奄美大島ブログ』は8番目である。これもありがたい。このおかげで、ブログのアクセス数は1日10以上も伸びている。
 どうして、このような検索結果になったかは知らないが、問い合わせと注文が来た。たぶん、ヤフーの検索からだろうと判断している。
 実は、ホームページのリニューアルを計画しているので、俄然やる気が出てきたのだ。あてにしていなかった、諦めていた、ヤフーからのアクセス数がこれほどまでとは思わなかった。これで、当分は、ヤフーバブルで稼げたら最高である。 
 常に、努力である。多くの人達がホームページから情報を入手して、掲示板への書き込みがあったり、ツアーの予約があり、商品が売れる。できれば、ネットだけで生活できるようにしなければならないから販売商品も充実させたい。
 あれもこれもで、毎日が大変であるが、ヤフーから来る方々に多くの情報を提供したい。
  我が世の春も、一週間だけだった(笑)。


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