基武雄の人生劇場

友人と観光ガイドの会社を設立

観光ガイド業の会社を作ろうと1998年4月に「観光ネットワーク奄美」を4人で設立しました。
2000年3月31日に退社。 ---　私が「観光ネットワーク奄美」を退社した理由---　
2000年3月31日に退社した。周囲は、ビックリしていた。「社長が退社するとは・・・」

2つの理由
その1

開業当時は、売り上げが上がらないので、資金繰りがうまくいかなかったので、給料を出すのにしっくはっくしていた。現在社長をしているSは、「紬会館を借りよう」と言いだした。理由は、「全体の支払いが約１万円程浮いてくるというのです。」たった1万円のために・・・。支庁通りという一等地に位置していながら、奄美大島紬会館のような立地の悪い所へ引っ越そうというのです。

私は、Sに尋ねた「看板代は100万円かかるけれどもそれはどうするのか」と聞くと「借金をする」というのです。「馬鹿野郎、俺はそれ（借金）で苦しんできたんだよっ!!」早速、全体会議をした結果、Sとmは、引っ越し賛成で、yは、「どっちでもいい」との事。そこで、「私がここに残るから、君たちは出て行け・・・」というのが私の結論でした。

そして、結論は、S曰く「この会社は、4人でないとダメだから・・・」というので、その話しはないことになった。後日談があって、情報というのは面白いもので、奄美大島紬会館を当社が借りるという話しが、どこかに漏れていたらしく、圧力までかかってきた。これには、私の腹の中は、大笑い。

その2

翌年、以前から問題になっていた遅刻問題があって4人の内に2人が遅刻の常習犯、そこへ来て、おまけが付いてきた。今日は、sが奄美サンプラザホテルからお客様を金作原へ案内する予定だったのだが、8時55分になっても出勤してこないので、電話かけたら、「今、起きました」とのこと。人間だから・・・と・・・。

しかし、同じ事が次もあった。それには、さすがに切れた。奄美大島は、この時間という基本的なことにルーズなんです。遅刻しても平気なんです。おまけに、そういう人に限って、偉そうなことを言うのです。アキレル。

さて、今日の朝礼で、遅刻の事を話そうとしていた2000年3月上旬の日に、yが出勤してこない。9時になった瞬間、電話がなり、「今日のお客様は、9時50分からだから、9時半に出勤します」と、寝起きの声で電話をかけてくるのです。電話を切ってから、sとmに、「おまえ達の仕事は、こうなんだよっ。」、「去年は、君たちが出て行かなかったから、今度は僕が出て行く」と、いうことで、その月で、代表者の私が、退社したというのが事実。

今日も、ある人に言われたが、「せっかく基礎を作ったのに・・・。」遅刻者達と仕事をしたってうまくいくはずもない。仕事なんかできなくていいから、決められた時間に出勤しない人が、4人の内に3人が遅刻者だったらあなたならどうしますか。

毎日、忙しく、常に倒産と崩壊の日々の中で、出勤時間が1分1秒争われているのに・・・。

■創業者達のその後

男4人で、操業した観光ガイド業だが、前ライブドア社長の堀江氏の著書に『稼ぐが勝ち』という本がある。
その中に、創業者は確か、バラバラになる法則があると書いてあった。これは、堀江氏の知人の話だ。

私もそう思う。この会社操業した4人の内、私を入れて二人は退社した。残っている二人が離散する日も近いだろう。商売にしろ、何にしろ、●●法則的な事が確実に起きるようになっている。
そのためにも、自分なりに仕事をしていかないと悪い法則に私自身も飲み込まれていくのだろう。

2006年9月2日現在

そして、２０００年４月１日に「奄美大島観光ガイド」を設立

パソコンを始めたのが、21歳の時。それ以来の本格的なパソコンとの付き合いが始まる。特に、ホームページの作成を急がなければならない。

早速、借金してきたお金でiMacを購入して、ソフトは、アドビのページミルを購入。分からない日々が続きもしないうちに、フリーズしてしまうiMac。急いで、また、iMacを購入したがまた、フリーズした。

これでは、Mac派の私としては、泣く泣く、大嫌いなウィンドーズを知人から借りてきて、また、アドビのページミルを購入したが、途中で、IBMのホームページビルダーを購入。

しかし、気になるソフトがあった。マクロメディアのドリームウィバー4に変更した。理由は、プロが使うソフトの方がいいのではないかという直感だった。それと、これからのホームページを作成するには、ドリームウィバーでないと評価が低くなってくるのではないかと・・・。（しかし、毎年のようにバージョンアップして、我々の経済を圧迫するのはやめてほしい。各社共に）。

昨年分かった事は、アドビのページミルとフォトショップエレメンツでホームページ十分作成できる。

仕事をしないと、お金はないし、ただひたすらホームページの作成をするのだがうまくいかない。ストレスが貯まっていく一方ではある。そして、やっとの思いでアップロードができた。母親と一緒に拍手した（笑）。

いろいろな仕事をやってきた関係で仕事の苦しみ、社員の苦しみ、特に、社長さんたちの苦労が理解できるようになりました。仕事の事でお悩みの方がいらっしゃいましたら声を掛けてください。生意気かもしれませんが、ほんの少しだけならアドバイスができるかもしれません。

現在は、結婚式のプロデュース業と、観光ガイド、奄美大島の特産品の開発と販売促進に力を入れています。一見すると、「気難しく、冗談も通じない」という印象のように見えますが、付き合っていただければ、「生きている事が冗談みたいな男」と、いうことがよくわかります。

今年で、45歳（昭和34年4月1日生まれ）〔芸能界では山口百恵さんが同じ年代になります〕NHK学園卒、趣味は、旅行・車・カメラ・デジカメ・ハガキの懸賞マニア23年。同窓生で、１番有名になった人は、「フィンガー5」の玉元正男君。

--- 借金は、増えていく馬鹿り　---

売り上げが上がらないから、無借金だったのが、50万円単位で、借金が膨らんでいく。予想はしていたが、その通りになっていく日々が、楽しくもあり、毎月の支払いを考えると、頭も痛くなるが、丁度いいくらいだと自分を励ましていた。30代に約900万円もの借金を返済したという経験が、ここで、生かされるのではないかと考え毎日がシミュレーションの日々だった。