基武雄の独立開業講座

2004年8月

アニメファンド

　先週は株の話しだったが、今週はアニメファンドである。手元にある資料は、7月28日(水)の毎日新聞である。要約すると、ベンチャー支援のジャパン・デジタル・コンテンツと楽天証券、ジェット証券の3社が「アニメファンド!」を共同で設立し9月中旬から両ネット証券を通じて個人投資家に1口5万円で投資を募る。とある。

　5万円どころか、5,000円もない私だがこれには興味がある。実は、毎朝8時からのTBS系のラジオを聴いているのだが、日本はアニメ大国で、ヨーロッパではクレヨンしんちゃんが人気だそうだ。
もちろんこの他にも色々なキャラクターがある。この話を聞いて思い出したのが音楽CDへの投資だ。

　売れない歌手がいて1万円を投資する。音楽CDが一枚届いて、利益が出たら配当があるが、利益が出なかったら当然、損をする。
　ところで、音楽CDの問題は、世界戦略にかけている点である。世界どころか、国内ですら販売に苦戦をしているのである。
　ところが、アニメになると吹き替えが可能で、キャラクター商品としても売ることが出来る。このアニメがヒットすれば、株よりも楽をして利益になる確率が高い。

　また、5万円であれば誰でもが、いつでも投資できる資金である。
おまけに、1口単位であるから、何口(2億4,000万円を予定)でも購入できるだろう。
　もちろん、販売不振で元本割れもある。これが投資だから仕方がない。
　借金で苦しんでいるときに(今もそうだが)、借金返済ばかりして、投資という考え方がなかったので、今でも資金不足が毎日が支払日という地獄状態である。

　この事実を、「投資をしなかったから凍死状態」と洒落で笑っている。借金返済も大事なことだが、常に投資をするべきであろう。
　株は10万円から、アニメファンドは5万円からである。これくらいの投資はすぐに出来るし、万が一損をしても0円にはならないだろう、そうなったとしても、次の肥やしにすればいい。

　私が借金返済で苦しんでいた頃は、今のように、インターネットの時代ではないし、奄美大島には証券会社がない、図書館も株の本が少なかった。また、いったい誰がこの街で株をやっているのかが分からないから聴きにも行けない。

また、興味もなかった。もっとなかったのは、お金だった(笑)。やはり、何をどうしていいのかが分からなかったから借金返済をすればいいと言う考え方一辺倒になったのだろうと反省をしてる。

　奄美大島のような不利な地理、情報収集不足をインターネットを利用することによってスムーズに行く。
　9月中旬頃の発売であれば、私にもチャンスがあると思うし、資金があったら即実践する。
　常に攻撃をして投資の繰り返しが知らず知らずのうちに、塵も積もれば山となる。

　国際戦略を持っていないと会社は倒産すると思っている。ファンドに投資をすることによって世界各国から利益が生まれてくれば、これほど楽しいことはないだろう。

　これからは、映画ファンドも当然出てくる。そうなると冬のソナタ同様、海外でブームになってくれば利益も大きくなってくる。1口5万円がいくらに化けるかはわからないが。絶対に面白いと思っている。