夜の黒うさぎガイド|アマミノクロウサギ ナイトツアー

特別天然記念物アマミノクロウサギと、奄美の夜の森に暮らす生き物たちに会いに行く少人数制ナイトツアー

ナイトツアーとは…(ある一晩の記録)

久しぶりのナイトツアーへ。車を走らせてまもなく、いきなりアマミノクロウサギが登場──と思いきや、まず目に入ったのは道路の中央で獲物をついばむサシバ。

お客様はキャノンのカメラで連写。夜の山道で、リアルな捕食シーンを目の当たりにすることになりました。しばらくその場から動かないサシバ。「腹が減っては飛び立てない」ということでしょうか。

この日のご要望は、

  • アマミノクロウサギ
  • アマミヤマシギ

できればオオトラツグミやケナガネズミも…という夢も話しましたが、これらは「見かけたら一生自慢していいレベル」。実際、私もケナガネズミは一度しか見たことがありません。

そんな話をしているときに、目の前を普通のネズミが右から走り抜けていく(笑)。話を聞いていたのかと思うようなタイミングです。

アマミノクロウサギはなかなか姿を見せません。「あっ」と思った瞬間、右側の法面から降りてくる途中で引き返してしまう一瞬の影。生暖かい空気が流れ、夜の森らしい湿度と静けさに包まれます。

やがて、小さなハブを発見。体長は40cmほどでしょうか。奄美大島ではハブは神様でもあり、むやみに殺すことはしません(危険な場合を除きます)。ゆっくりとまたいで通り過ぎ、さらに奥へと進みます。

次に出会ったのはカエル。イシカワガエルかもしれない…。車から降りて激写の準備をしたものの、一度は見失ってしまいました。

しかし、さらに進むと、緑色の体に金粉を散りばめたような、美しいイシカワガエルがじっと佇んでいました。まるでフィギュアを置いたかのように微動だにしません。

お客様は再びキャノンで激写。連写の音が夜の山に響き、きっと記録メディアもビックリしていることでしょう。

続いて現れたのは、アマミハナサキガエルと思われるカエル。こちらも動かず、撮影には理想的なモデルです。とはいえ、本命のアマミノクロウサギはなかなか姿を見せません。

寄り道をしながらも、頭の中では「今日は二匹で終わるのか…」という予感がよぎります。

その一方で、アマミヤマシギは20羽以上が歩いたり飛んだりしてくれて、こちらは撮影しやすい状態。しかも、アマミノクロウサギがよく出てくる場所を我が物顔で歩いていました。

ナイトツアーは、狙いの生き物が「必ず見られる」わけではありません。だからこそ、一瞬の出会いが心に残り、その夜の空気ごと、記憶に刻まれていきます。


夜の黒うさぎガイド|料金とツアー概要

■ 夜の黒うさぎガイド 料金

お一人様:9,000円(税込)

  • ガイド時間:およそ2〜3時間
  • 出発時間:ご予約時にご相談(目安:奄美市名瀬を午後7時頃出発)
  • 少人数制:安全第一で、ゆっくり観察できる人数でご案内

※天候や季節、野生動物の状況により、観察できる生き物は変わります。
※アマミノクロウサギの出現は保証できませんが、できる限り条件の良い時間帯とルートをご案内します。

■ ご予約・お問い合わせ

奄美大島観光ガイド/世界で一番面白い人生ガイド

ガイド:基 武雄(もとい たけお)

・電話で問い合わせる:
TEL 070-7640-6770

・時間があるので、メールで問い合わせる:
メールでお問い合わせ(いいメール)


おすすめ書籍「写真でつづるアマミノクロウサギの暮らしぶり」

奄美大島の自然系写真家として名実ともに第一人者である、勝 廣光さんの写真集です。

3冊目となる本書は、アマミノクロウサギだけでなく、その周りにいる生き物たちの姿も含めて「暮らしぶり」を切り取った一冊。文章よりも、ぜひ写真の隅々までじっくり見ていただきたい内容です。

オスとメスの関係性、マーキングや放尿のシーン、愛情深いやりとりなど、普段は見ることのできない瞬間が詰まっています。

神秘の森に棲む日本の特別天然記念物──夜行性で、これまで謎に包まれていたアマミノクロウサギの暮らしぶりを、繁殖・乳ねだり・授乳・父ウサギの育児参加・放尿・マーキング・鳴き声など、多くの場面から知ることができます。

「写真でつづるアマミノクロウサギの暮らしぶり」

■ 写真・文:勝 廣光/A5判・107頁/定価:本体1,800円+税/南方新社

『奄美の稀少生物ガイド』

『奄美の稀少生物ガイド2』

※金作原原生林では、アマミノクロウサギを観ることはできません。


※全日空(ANA)。東京・大阪からのカーフェリーは就航していません。