田中一村マニアックガイド|描いた樹木・植物・野鳥と終焉の地を歩く

奄美大島を愛し、晩年をこの島で過ごした日本画家・田中一村。
一村が見つめた風景、暮らした場所、作品に登場する植物や野鳥の舞台を、 地元在住ガイド・基 武雄が「マニアック」にご案内します。

田中一村終焉の家・奄美大島観光ガイド
田中一村終焉の家

動画で知る・田中一村と奄美大島


JALアゴラ2020年5月号・一村と豊穣の島・奄美大島観光ガイド

JAL 機内誌『アゴラ』5月号「一村と豊穣の島」

JALの機内誌『アゴラ』5月号(54〜61頁)では、「一村と豊穣の島」と題して、 田中一村の終焉の家や奄美の植物が紹介されています。

57頁の「6」の写真に写っているのは、名瀬与論会会長の川畑文敏さん。 文中では「文さん」として紹介されており、手にしている魚は一村も描いた エラブチ(標準和名:アオブダイ)です。

中央の写真にひょっこりひょうたん島のように写っている島は、山羊島ホテル。 実は、ここで最初の田中一村展を開催する構想もありました。

記事では田中一村記念美術館の紹介や、奄美の郷土料理も掲載されています。
詳しくは、田中一村マニアックガイドでご案内しています。


著書にはない、一村の「現場の空気」を伝えたい

田中一村については、すでにいくつかの著書が出版されていますが、 現地で暮らしていると「本には書かれていない事実」や 「少し違う方向に伝わっている話」も見えてきます。

NHK『日曜美術館』で「黒潮の画譜」として紹介されて以来、 一村の名前と作品は一気に全国区になりました。
しかし、その分だけ「伝説」として語られすぎている部分もあり、 私はそれを少しずつ、現場から修正していきたいと考えています。

私が感じている一村の世界を一言で表すと、
「おじさん、お茶でも飲んでいきませんか」から始まり、
余所者として奄美にやって来た一村が、一番心を許した相手もまた「余所者」だった──そんな人間くさい物語だと思っています。

奄美大島に住む私の一生をかけて、このホームページ上から、 できるだけ正確で、そして温度の伝わる一村情報を発信していきたいと考えています。

写真に写っている碑は、笠利町あやまる岬(奄美空港から車で約10分)の途中にある 「田中一村碑」です。一村はここで写生をしています。

昭和61年8月3日、一村の生き方に共感した多くの方々の善意により、 この碑が建てられました。一村の故郷を遠く望むことができる場所です。

参考までに、NHK日曜美術館「黒潮の画譜」田中一村作品集34・35頁の絵では、 アカショウビンが岩の上に描かれていますが、実際の現場ではそのような位置にはいません。
(一村はこのアカショウビンがとても好きだったようです)


田中一村の終焉の家について

現在「一村の終焉の家」として案内されている場所は、奄美市名瀬有屋にあります。
昭和52年9月、一村はこの家で息を引き取りましたが、当時とまったく同じ場所に建っているわけではありません。

元々は畑の中にあった家で、現在の場所から車で約5分ほど離れたところにありました。
しかし、都市計画の波に飲み込まれ、数回の移築を経て、今の位置に落ち着いています。

移築を繰り返した影響もあり、建物そのものは当時の面影をとどめているとは言い難い部分もありますが、
左側にはトイレ、右側には大島紬の泥染めを行う場所があり、 トンボや蝶、野鳥が訪れる静かな空間となっています。

一村ファンでなくとも、ここでしばし佇めば、どこか時間がゆっくり流れていくような、不思議な感覚を味わえることでしょう。


田中一村マニアックガイド|1日コースの内容

一村ファンの方向けに、ゆっくりと一村ゆかりの地を巡る1日コースをご用意しています。

■ 1日コースの一例

  • 奄美市名瀬のホテルを午前9時に出発
  • 奄美市名瀬市内の散策(ゆかりの場所、街並み)
  • 田中一村 終焉の家(現存の建物)
  • 奄美市笠利町の某所(作品に登場する風景)
  • 田中一村記念美術館 見学

基本的な所要時間:9時出発 → 15時頃ホテル着(約6時間)

ガイド料金:お一人様 30,000円(税込)/1日コース

※人数・季節・ご希望の内容に応じて、コースの調整も可能です。
※記念美術館の休館日やイベントにより、内容が変更になる場合があります。


お問い合わせ・ご予約

田中一村マニアックガイドに関するお問い合わせは、電話またはメールにて承っております。

奄美大島観光ガイド/世界で一番面白い人生ガイド
ガイド:基 武雄(もとい たけお)

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※全日空(ANA)。東京・大阪からのカーフェリーは就航していません。