2007年 奄美群島選挙情報

最新版 市民派議員になるための本~あなたが動けば社会が変わる~

奄美市（鹿児島）議会議員選挙
■１０月２１日告示　
●投開票日　１０月２８日（日）
定数２６－２８
投票率７７．５９%

当選
奥　 　輝人　無所属・元　１４８２
与　 　勝廣　公明党・現　１４６０
関　 　誠之　社 　民・新　１３５６
竹山　耕平　無所属・新　１３２９
大迫　勝史　公明党・現　１３２０
竹田　光一　無所属・現　１３０４
向井　俊夫　自　 民・現　１２８６
叶　　 幸与　公明党・現　１１８３
崎田　信正　共産党・現　１１７２
橋口　和仁　無所属・現　１１６２
多田　義一　無所属・元　１１１２
平田　勝三　民　 主・新　１０９１
師玉　敏代　無所属・元　１０８５
伊東　隆吉　自 　民・元　１０４２
里　 　秀和　無所属・新　１０２０
蘇　嘉瑞人　無所属・新　１０２０
戸内　恭次　無所属・新　１０１１
三島　　 照　共産党・現　１００３
平　 　敬司　無所属・元　　９８０
栄　　 勝正　無所属・現　　９５０
平川　久嘉　無所属・現　　９４９
渡　京一郎　無所属・現　　９２１
泉　 　伸之　無所属・現　　８２８
世門　　 光　無所属・現 　 ７９５
奈良　博光　無所属・現 　 ７０５
朝木　一昭　無所属・現　　６９１

落選
榮　　 吉岡　無所属・現　　６５４
川口　幸義　無所属・新 　 ４７３

●総　評
　予想通りの結果となった。落選予想者は、笠利出身者、住用村出身者が当落する確立が高かった。最下位の朝木一昭氏は笠利町出身。落選した榮吉岡は住用村出身。
　今回の選挙では、旧名瀬市議会議員選挙の最低投票数８００票ではなく、１０００票にプラス数十票の当選者が多かった。
　票が読めない選挙の中で各候補者ともに、「落選はしない」という自負があったと思う。今回の選挙は、全員がトップ当選を狙っての選挙だったように思える。
●２０１１年の市議会議員選挙
　人口減少に伴い投票率も下がり経済は極端に疲弊すると予測している。
　また、最低当選票数が下がるのか、人口減少によって議員定数削減は免れない。それに伴い、奄美市役所の職員削減も避けられない。

※参考ホームページ
日本税制改革協議会

奄美市（鹿児島）議会議員選挙
■１０月２１日告示　
●投開票日１０月２８日（日）
立候補予定者
但し、弊社が調べた結果です。間違いがある、あるいは立候補しない場合もあります。

多田　義一・現（旧名瀬市）
奥　輝人（旧笠利町）
大迫勝史・現公明党（旧名瀬市）
橋口　和仁・現（旧笠利町）
朝木　一昭・現（旧名瀬市）
平川　久嘉・現（旧笠利町）
三島　照・現・共産党（旧名瀬市）
崎田　信正・現・共産党（旧名瀬市）
与　勝広・現・公明党（旧名瀬市）
伊東　隆吉・現・自民（旧名瀬市）
叶　幸与・現・公明党（旧名瀬市）
栄　勝正・現（旧名瀬市）
向井　俊夫・現・自民（旧名瀬市）
世門　光・現（旧名瀬市）
奈良　博光・現（旧名瀬市）
平　敬司・現（旧名瀬市）
渡　京一郎・現（旧住用村）
榮　吉岡・現（旧住用村）
泉　伸之・現（旧笠利町）
保　宜夫・現（旧名瀬市）
師玉　敏代・現（旧住用村）
前田　幸男・現（旧笠利町）
竹田　光一・現（旧笠利町）
里　秀和・元（旧名瀬市）
関　誠之・新人・社民（旧名瀬市）
蘇　嘉瑞人・新人（旧名瀬市）
竹山　耕平・新人（旧名瀬市）
平田　勝三・新人・民主党
戸内　恭次・新人（旧名瀬市）
西村　勝博・新人（旧名瀬市）

平成１９年９月２日までの有権者数３８,７４６

※順不同

■参考までに・・・。
今回の市議会議員選挙は、旧名瀬市、旧笠利町、旧住用村が合併した最初の選挙です。
旧住用村の議員の場合には、選挙区が狭く、８０票が当落の最低得票だったのに対し、旧名瀬市の場合には８００票をとらないと当選できない為に、旧住用村の議員は基本的には不利であるから、出馬を断念しなければならない。
衆議院議員の徳田毅議員が当選後、自民党入りしたために今年の県議会議員選挙と参議院議員選挙で市議会議員が真っ二つ。これによって事実上自由連合の議員として活動していた会派を解散した。

自民党側も徳田議員の入党には反対する支持者が多く。今年で３回の選挙があるという、まれな選挙年になった。

また、衆議院がいつ解散してもおかしくない状況にあるなかで、奄美市議会議員選挙が大きな節目になる。
徳洲会は、今まで、前徳田虎雄議員を支持してきた議員に対して圧力をかけている。今回の選挙からまとまりのない選挙になり、徳田毅代議士の選挙にも悪影響を及ぼす。

ところで、候補者としては、当然必死で政治活動をしているようだが、支持者は誰に投票していいのか迷っている。もっと最悪なのは、議員の知名度がないから議員としても攻めずづらいだろう。
最悪なのは、選挙区が面積で３倍になったわけだから一週間で走り回るだけで精一杯である。

次に、旧笠利町議員議員と旧名瀬市議会議員の笠利出身者から落選する確立が高い。前回の名瀬市議会議員選挙では２人の現職が落選した。
また、市役所の職員の約６割が旧笠利町出身者だという。当選するには旧笠利町と出身者からの得票が当落を左右するだろう。
当然の事ながら、旧住用村議員も落選候補になるから必死の状態。旧住用村議員が全員落選した際には、発展はおぼつかないが、県議会議員の与力雄氏が力を入れることにはなる。いずれにしても、厳しいというよりも見えない。攻めずらい選挙戦になる。

７月１１日に行われた、自主解散決議において賛成議員が２９人、反対議員が１２人だったが、反対議員に対しての批判があるが、当落には影響しない。

●旧笠利町町議の場合
選挙区が広くなったので、郷友会へのお願いが今まで以上にやりやすくなったが、旧名瀬市の議員に投票していた事から、どれだけ自分に投票して貰えるかが未知数。
●旧名瀬市議会議員の場合
基礎票固めを中心に動いているようだが、旧笠利町の票がどれだけ投票して貰えるのかつかめない。
●旧住用村議員の場合
有権者数がもっともすくなかったので、劣勢に立たされている事は否めない。旧笠利町議どうように落選する確立が高い。以前のように土木業者や業界団体の力もないので特に、旧名瀬市での得票がどれだけあるか把握できない。

奄美群島選挙情報ブログ

■鹿児島選挙区
加治屋　義　人（かじや・よしと）６９　自民現
山　口　陽　規（やまぐち・はるき）５４　共産新
皆　吉　稲　生（みなよし・いなお）５７　民主新

実質上は、加治屋氏と皆吉氏の一騎打ち

※今回の選挙は・・・。
加治屋氏は、自民党と公明党の票と、徳洲会の票がどれだけあてに出来るか。
　しかし、自民党へ入党した徳田毅議員に対して、支持者が分裂し反感をはっ
ている。どれだけ徳田票が伸びるかが当落に繋がるだろう。

皆吉氏は、民主党と、徳田毅議員の自民党入党に対する批判票と年金問題
をどれだけ得票に繋げることが出来るのか。
　また、比例区からは、奄美大島・瀬戸内町加計呂麻島、芝出身の叶芳和氏
も民主党から立候補している。２点セット的な選挙戦で当選を目指している。

■参議院議員選挙比例区
叶　　　芳　和（かのう・よしかず）６４　民主新

昨年４年に行われた、奄美市（旧名瀬市、笠利町、住用村）合併にともなう市長
選挙に立候補して約８００票で惜敗。今回の選挙では、市長選挙に当選出来な
かった歯がゆさが、支持者の多くにあり、昨年の市長選挙の復讐ができるかが問わ
れている選挙の為に、支持者の動きは軽快。

投票日は、７月２９日（日）


■鹿児島選挙区
当選
加治屋　義　人（かじや・よしと）　６９　自民現　　　４０２,５４１

落選
皆　吉　稲　生（みなよし・いなお）５７　民主新　 　　　　 ３９９,８７７
山　口　陽　規（やまぐち・はるき）５４　共産新　 　 　 　　４２,６５７

■参議院議員選挙比例区
叶　　　芳　和（かのう・よしかず）６４　民主新　　　落選

投票日は、７月２９日（日）

７月２９日（日）午後１１時３０分頃、鹿児島テレビ（kts）が皆吉候補の『当確』を出したために事務所（奄美市）は乾杯と握手をする支持者がいたが、数分後、加治屋氏の当選が確定した。

これは、鹿児島テレビの勇み足。私が知る限りでは二回目である。
一回目は、大隅地区（鹿児島県鹿屋市）から出馬した衆議院議員(自民党)　故ヤマナカサダノリ氏の当確を出して問題になり、後日、本人から放送局に厳重注意らしきことがあった。

さて、今回の参議院議員選挙では、鹿児島地区でも自民党に台風以上の逆風があった。
惜敗した皆吉候補は出口調査では圧倒的に１番で、加治屋候補陣営に緊張感が走ったことだろう。
これが、２６６４票の僅差になった。

前回の選挙では早々に自民党候補に当確が出ていた事を考えると、今回の選挙において自民党に対する不平不満と期待感がなかった逆風選挙である。
しかし、それでも保守王県であるから、自民党鹿児島としてはホッとしているだろう。

勝因は、徳田毅代議士が自民党に入党したことで徳田票が当選させたと言っても過言ではないが、徳田氏が自民党入党に対しての批判票と元徳洲会職員（元衆議院議員徳田虎雄氏の選挙部隊）からも反発があり、次回の徳田氏の選挙にも大きな汚点を残している。選挙に付き物ではあるが。

徳田氏は、どうにか逃げ切り当選した事で、次回の選挙では半分当選したようなものであるが、衆議院選挙が早期解散した場合にはわからない。

■徳之島情報
徳之島町役場

天城町役場

伊仙町役場

瀬戸内町について
１９５６年４月に、４町村が合併して瀬戸内町が誕生。当時は、２万人の人口が、４月１日（２００７年）現在、１０,６２０人。
瀬戸内町ホームページ

瀬戸内町の課題
奄美大島の市町村で人口減少に歯止めがかからない現状の中で、瀬戸内町も同様。また、加計呂麻島、請島、与路島は、離島の中の離島と言われ、経済効果はなく、これからの人口減少、ゴミ処理施設、観光、養殖等に力を入れているが、これと言った経済効果は見いだせないままでいる。

現町長までの土木事業優先が町の経済を大きくしてきた。しかし、１５年くらい前から、古仁屋の住民は奄美市名瀬の大型スーパーへ買い物へ出掛け、古仁屋のスーパーは加計呂麻島からの売上で成り立っているという現状。
また、２４時間コンビニやファミリーレストランが進出してきたことによって古仁屋経済は疲弊していく一方である。
現在、トンネル工事が進行中だが、今までも買い物は町外で行っているのにトンネルが出来ると通勤圏内になり、より一層の経済効果を何処に求めるのか。

問題山積であるが、両候補共に、やる気満々であるから当選後の政治活動に期待したい。

鹿児島議会議員選挙

奄美市区立候補予定者
旧笠利町、龍郷町、旧名瀬市、旧住用村が選挙区

栄　和弘（現職）
旧笠利町出身、元教員、組合系と自由連合の票を指示母体にしていが、自由連合の衆議院議員徳田毅（とくだたけし）が、昨年、自民党に入党したので、今までのような支援はないが、これまでの実績をどれだけ確実な票に繋げられるかが問われている。
前回までは旧名瀬市の票がなかったが今回からは、今まで投票したくても出来なかった支持者からの票が期待出来る。
●組合系と自由連合からの票。龍郷町と名瀬市の票。

与　力雄（現職）
旧住用村、タクシーの運転手をしながら地道に顔をうってきた。市議会議員に立候補して当選。常に、トップ当選の実績は誰もが認めるところ。面倒見の良さでは奄美群島議員の中でもダントツと言って過言ではない。それから県議会議員に当選。

自民党と土建業者からの票が中心だが、土建業者の仕事が少なくなっている現状のなかで、どれだけ影響していくかが問われている。しかし、全島的にも人気があり手堅い選挙戦を戦っていく事だろう。
●自民党と土建業者。旧住用村ではトップの得票を獲得出来るのではないだろうか。

永井　あきよし（現職）
瀬戸内町出身、衆議院議員保岡興治の秘書を務め。県会議員に大島群区から当選。
穏和な人柄が好感度を上げている。また、支持母体である公明党の票が今回の選挙でも期待出来ると思うが、当選となると厳しい状況である。
出身地が瀬戸内町ということもあり、出身者で選挙区在住の方々の得票を期待したいところである。
●公明党、その他の票

大島群区町村と各離島名
喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島
喜界町、大和村、宇検村、瀬戸内町、徳之島町、伊仙町、天城町、和泊町、知名町、与論町が選挙区

金子　万寿夫（現職）
瀬戸内町出身、衆議院議員保岡興治の秘書を務め。県会議員に大島群区から当選。奄美大島の議員として初めて議長を務めるなど、鹿児島県議会議員のなかでも信頼がある。
選挙母体は、自民党、土建業者等が中心でる。安定した人気の為に確実なる選挙戦を戦っていく人。
●自民党、土建業者、その他。特に、出身地の瀬戸内町では圧倒的な人気。

きく　伸一郎（新人）
宇検村出身、前衆議院議員徳田虎雄の秘書を務めた。宇検村村長選挙に立候補した経験があるが、当時は宇検村出身者でありながら、同じく出身者である衆議院議員保岡興治が圧倒的に強かった地盤だっただけに落選は当然。この逆境と政治家になりたいという信念が今回の立候補する運びとなった。
●自民党、自由連合支持者、彼を心底から信頼している若者の票がどれだけ得票に繋がるかが課題。

選挙情報
２月３日（土）現在

■名瀬市(定数１)

当　１０,１８７　与　力雄（自新、５７歳、初当選）
　　　　　
次　　８,７６６　元野景一（無元、５５歳）　
　　　　　　　　
次　　２,５１２　仲川尚文（無新、６２歳

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