基武雄の人生劇場

自転車屋さんで働くことにした

今まで、努めていた電気屋さんの営業は僕には出来なかった。
ましてや、歩合制という。確か売り上げの1割が私の取り分だったのですが、ステレオを一台売っただけだと記憶しています。

16歳で、ステレオを売ってくるのだから、今思えば凄いことかなぁ~。 実は知人に売ったのですが、父親に怒られた。
まさか、24歳の時にも同じようなことがあるとは思いもしなかった。

さて、どうしてもうまくいかなかったので、いつもお世話になっている自転車屋の中村さんに「ココで働きたいのですが・・・」と、言うと、「その綺麗な手が汚くなるよっ」と、言われた。意味がよく分らなかったが、仕事がないのと、電気屋の仕事から逃げたかったという本音があったのだろう。
心地良く、了解を得て明日から出勤することになった。
思いがけない話しがありました。
親方から「鹿児島に出張して。」とのこと。
「ホンダが新しいバイクを発売するので、新製品の発表会がサンロイヤルホテルである。」というのです。
意味がわからないが、中学二年生の修学旅行以来の鹿児島だったので、不安とドキドキでカーフェリーに乗船した。
その当時、ホンダがスクーターを発売した。これが、骨だけの物で、これが将来売れるというホンダの戦略だった。
確か、イタリアの女優でソフィアローレンがコマーシャルをしていた。『らったった~。』とか言っていたような気がする。

当時の私は、バイクではなく自転車が大好きで入ったようなものだから興味がなかった。これこそが、原動機付き自転車その物だったのだ(笑)。

当時、ホンダの販売方法としては、スクーターでは儲けが少ないのでオプションで儲けて欲しいとのことだった。
しかし、おもちゃのようなスクーターであった。
また、オートバイに興味のある人はわかるだろうがホンダが400CCのバイクで4イン1という エンジンからのマフラーを途中で一本にまとめた物だから4イン1というのだろうが、これがかっこよかったのだ。
免許を取りに行こうかと思ったくらいである(笑)。

また、同級生達も自転車を買ってくれたり、修理にも来てくれた。少しは、給料は稼げたのではないかと思う。

私が興味を持ったのは自転車もだが、カブ号を気に入っていた。ガッチリしていて50CCで自動車免許で乗れるというのだ。自動車免許を取ったら乗ってみたい一台であった。

さて、自転車とオートバイだが当然、修理がある。
パンク、自転車の組立は当然だが難しいのもある。言っている意味が分らない。

また、ありとあらゆる道具にも悩まされた。修行の身には辛いが、やることがないのでやっているだけではある。

そのうちに、修理が出来るようになった。まずはパンク修理である。ゴムとの付き合いだから、手は臭くなる。うまくなってくるが何度も練習をしないとうまくいかない。

ある日のことである。スズキの750のバイクが修理になった。
マフラーをはずしてエンジンをかけなければいけないのですが、これが、爆音以上のもので国道58号線の皆さんは当然ですが、全員がビックリしていましたが、耳栓がないから耳を押さえても爆音(笑)。あぁぁぁ・・・、自転車がいいなぁ・・・。と思うのもわかるでしょっ。自転車は音がしないから(笑)。

ここでわかったのは、ホンダ、スズキ、ヤマハのバイクをみてきたが、作りが違う、音が違う。
ホンダがいいと思っていたが、考え直す、見直すきっかけにもなった。しかし、スズキのオートバイは好きになれなかった。

なんとなくボッチイ感じであった。常に、カブ号をみていたということもあって、排気量125CC以上になると冷ややかに見るようになった。しかし、時々修理に入ってくるヤマハのエンジン音はよかった。

そして、約1年でここも辞めることになった。嫌気がさしのではなく、鹿児島の人から「事務機械の修理を勉強しないか」と誘われたのだ。
鹿児島は、ホンダの新製品発表会以来である。それも今回は鹿児島市内に何ヶ月間暮らしながら仕事をすることになる。

ところが、その誘われた人と一緒に働いていた部下に、今は閉店した寿苑で食事をしながら、「あの上司は社内でも嫌われている。」ような話しをしてくれた。
16歳の私には、大人の世界は理解できなかった。それよりも鹿児島へ行く憧れではないが、「何かがあるのではないかと。」淡い希望があった。

そして、中村さんに退職の意思を伝えてから鹿児島に行くことにした。
今思えば、鹿児島に行く旅費もアパートのお金も貰っていなかったような気がするが、所詮は16歳のやることだから、日記もつけてないから記憶は定かではない。

そして、この自転車屋さんで働いたことが、ハブ&スポークという発想などに役立つとは、その頃は想像もしていなかった。

■成功する方法
人生の棚卸し後、失敗したことの反省よりも、些細なことでも良いから成功体験だけを思い出して行動して下さい。
そのうちに、成功パターンがわかってきます。軌道修正にも役立ちます。

ともかく、成功パターン認識を多くしてください。小さいことでくよくよするなっ。


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