基武雄の人生劇場

NHK学園入学

そして、17歳の時(同級生は高校三年生)に、周囲の人たちが、「高校くらいは出たほうがいいよ・・・。」
そこで、しかたなく、NHKの信者(当時の奄美大島はNHKしか放送がありませんでした)である母が「NHK学園という通信教育があるからそれでも行きなさい・・・・」素直?な私は、「4年間なんか勉強してもしょうがないので、ちょうど1年間は無理して勉強して、2年目からは、「無理でした」と、言うことで中退を計画。

ところが、人生というものは自分の思う通りにはいかないもので、好きな女の子ができてしまったからさぁ~大変。
彼女に会いたいがために、いやな勉強も我慢した。幸か不幸か、彼女はまじめな正確なので、毎月提出しなければいけないレポートを郵送しいるとのこと。

中退する気配なし。

宿題のようなレポートをほとんど書いているのです。彼女が、退学などするわけがないと悟った私は、イヤイヤ始る勉強との恐怖心などまったくなく、ただ「会いたい」という思いしかなかった。

その後、いろいろ悩んだあげくに2年間休学した後、卒業することができました。もちろん、大学なんかに行く考えなんかもうとうないのである。

しかし、「NHK学園でよかったぁ~」と、思うことがあるのだが、ネームバリューは抜群である。なんといってもあの天下のNHKと同じグループと勘違いしてくれるのが有り難かった、「何処の高校ですか」と、聞かれても清々堂々と言ってほとんどの人がわかってくれるのには、「あの時、高校を落ちていてよかった」と思っている(笑)。

そして、後輩には、元全日本バレーボール選手の中田久美さんが後輩にあたり、奄美大島での試合の時には喜んで応援にいったものです。

当時のNHK学園は、4年生の通信教育で年に2回、九州だと、熊本の国立阿蘇青年の家で4泊5日のスクーリングがあり、テストがあり、年末にもテストがあるのです。

入学してくる人達は、もちろん、中卒なので、全員が高校卒をめざして入学するわけですが、通信教育ということで、自己管理ができていないとほとんどの人が退学していきます。

毎日、ラジオとテレビで勉強をして毎月10科目くらいのレポートを提出して、悪かったら、再度提出させられるのですから、少々、頭がよくないと大変な世界です。

さて、年2回のスクーリングなんですが、これが、楽しいひとときでもあるのです。
スクーリングの場所が国立阿蘇青年の家ということで、九州各地(中には山口、広島、愛媛等かも参加していました)から、各高校や婦人会、会社の研修会などと色々な団体さんがくるので、交流もあって楽しいものでした。

ところが、勉強は大変でした。確か、90分を1単位としていたと記憶しているのですが、その間に休み時間が10分くらいなんです。

そして、残りの勉強がはじまるころになると何故か、見たことのない人達が、多くの教科書やノートを抱えて、座り始めるのです。「いったいこの人達はなんなんだ」。聞いてみてビックリ、単位が取れなかったら、単位が取れなければ進級させながら落とした単位を取得させるというのです。

たとえば、1年生の時に、数学と英語の単位を落としたら、2年生になっても、1年生の数学と英語の勉強をして単位を取らなければいけないというのです。「これはやばい」世の中はそう簡単ではなかったのだ。

彼女に会いたいがために、勉強をしているのだから絶対に単位を落とすわけにはいかない。問題なのは、数学、英語、理科系である。わからないままに必死の時もあった。

■復学することにした

2年間休学しました。と、言うよりも地元で好きな人が出来たので、仕事や勉強よりも頭の中は彼女の事ばかりでした。
当然、勉強よりも彼女のことばかり。
当然、仕事はしないは、デート代と言っても付き合ってるから適当に仕事をして珈琲代を払っていた。
そして、ある日のこと。
学年では2級先輩になると思うのですが、「基君、私ね。NHK学園から退学させられたの・・・。」
記憶では、休学が長くなったからだと思います。彼女は在学中に結婚したので学業に専念出来なかったんでしょうね。

そこで、気がついた。今まで、3年間落第もせずに新旧してきたのに、もしも退学処分にさせられたら、今までの3年間は無駄になる。
一年でも三年でも中退は中退である。これはもったいない。復学することに決めた。
この復学にも理由があって彼女と上手く行かなかったからだ。
世の中は上手く出来ている。

国旗掲揚

何年生の頃かはか忘れましたが、国立阿蘇青年の家で毎日行われるのが国旗掲揚でした。

十代の僕もなんとなく厳粛な気持ちにさせられます。

ところが、ある日のこと、たまたま隣にいた自衛隊員の後輩が・・・。

自衛隊員 「基さん、あの人は国旗を脇に挟んでいますよねぇ」

私      「ふんふん」

自衛隊員 「自衛隊では、両腕を直角にして両手に乗せて運ぶんですよ 」

私      「ヘェ・・・。」

それから、何ヶ月もしないある日のこと、偶然にもテレビで、その様子を見ることができた。
それ以来、物を大事にする習慣が付いてきました。

基さ~ん夜ばいに行きませんかぁぁぁ・・・。

私は、なぜか知らないけれども、学年の会長をやっていました。
早い話が、学年の管理人です。宿舎でタバコや飲酒をさせない。とか、ベッドメイキングのチェックとか・・・。他の団体との打ち合わせ等があります。

勉強嫌いだからこれは、面白かった。

ところが、消灯がなんと午後10時なんです。いくら早寝の僕もこれには、まいってしまいました。
色々な人たちと話しがしたいのに・・・。みんな渋々、床につくのですが、なかなか寝付かれません。

その時です。「基さ~ん夜ばいに行きませんかぁぁぁぁ・・・。」 大爆笑するわけにはいかないのをみんなは知っているので、クスクス笑いがなんと、廊下の向こうからも聞こえるのです。

そこで、心の中の一言。「僕の本音をいうなぁぁぁ・・・」(笑)。

 

■自衛隊員から教えて貰ったこと。

規律正しい生活習慣。

行軍の厳しさ。

体力維持。

ベッドメイキングをしっかりする。

戦車の乗りごごちは最悪。

F-15(戦闘機)の整備をこれから勉強するので英語力が必要。


昭和57年3月日本放送協会学園高等学校卒(通信制)


中学を卒業してから2年遅れて入学、2年間休学後卒業した。

■成功する方法
人生の棚卸し後、失敗したことの反省よりも、些細なことでも良いから成功体験だけを思い出して行動して下さい。
そのうちに、成功パターンがわかってきます。軌道修正にも役立ちます。

ともかく、成功パターン認識を多くしてください。小さいことにくよくよするな。


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